法人概要
医療法人津島にしおわり中央歯科おやこ歯科様は、愛知県津島市で「お口は健康への入り口。さまざまなお口の病気を「予防」することで、皆さまの健やかな身体と心をサポートし続ける歯医者さんでありたい」という理念の基地域医療に貢献されております。
なぜ依頼したか
今回、知り合いの先生からご紹介いただいたことがきっかけで、川口さんにご連絡させていただきました。もともと複数のコンサルタント会社を比較検討しており、どの会社に依頼するか慎重に検討していました。これまで外部のコンサルタントを導入した経験はなく、初めての試みだったため、不安な気持ちも少なからずありました。
そんな中、川口さんと初めてお話しさせていただいた際、非常に話しやすい雰囲気であること、そして歯科医院経営に関する知識や経験が非常に豊富であることを感じ、安心してご相談できると思いました。また、当院のビジョンに寄り添いながら、現場の目線に立ったアドバイスをしていただける点にも大きな魅力を感じました。
特に、依頼時点で大きな経営課題があったわけではありませんが、今後のさらなる発展を見据えた際に、外部の専門的な視点を取り入れることが必要だと考えました。成長フェーズでのコンサルティング導入を決意し、お願いすることに至りました
実施した内容
コンサルティング開始後、主に2つのテーマに対して、現場への徹底した落とし込みを伴う支援を実施していただきました。
「自費率の拡大」
まず取り組んだのが、自費診療比率の向上です。
川口さんには、単なる資料作成・数値管理方法の提案だけでなく、実際に現場に入り込み、カウンセリングフローの構築からスタッフのトレーニング、フィードバックまで一貫してサポートしていただきました。
具体的には、
- 既存の説明資料やカウンセリングツールのブラッシュアップ
- 数値データの集計・分析手法の導入
- 誰が・どのタイミングで・どのような流れでカウンセリングを行うか、具体的な運用マニュアル作成
- 実際のカウンセリングに同席し、現場での改善ポイントをその場でフィードバック
- スタッフを対象としたカウンセリングロールプレイ研修の実施
単なる座学や提案にとどまらず、「できるようになるまで」徹底して伴走してくださり、スタッフ一人ひとりに対しても細やかにアドバイスをいただきました。
「小児歯科の拡大」
続いて、小児歯科部門の強化にも着手しました。
これまでは小児患者様への対応はしていたものの、継続的なリピート促進や保護者への情報提供体制は十分ではありませんでした。
具体的には
- 小児患者・保護者向けの新たなカウンセリングフローの設計
- 初診時における信頼獲得ポイントの明確化
- カウンセリングトークフローの型化
などを実施いただきました。
さらに、LINE公式アカウントを活用したアフターフォロー施策も導入。
- 小児専用の問診票の実施
- 口腔機能発達不全症のトレーニングメニューを配信
- 小児矯正のカウンセリング後の資料をLINEでそうす
するなど、来院時以外でも継続的に医院とつながる仕組みを整備しました。
これらの施策についても、単なる提案だけで終わらず、
スタッフ向けの操作まで伴走いただき、スタッフの自走レベルが格段に上がったと実感しています。
成果
取り組みの結果、目に見える大きな成果が出ています
まず、自費率は前年同月比で180%増加しました。
これは単なる偶発的な数字ではなく、現場の仕組みづくりとスタッフの行動変容がしっかり定着した結果だと確信しています。
また、小児矯正の成約数についても、以前に比べ着実に増加しています。
特に、初診から継続来院・矯正成約までの「導線」が明確になったことで、スタッフも自信を持って説明・提案できるようになり、患者様・保護者の方からの満足度も高まっています。
さらに、スタッフの意識変革も大きな収穫です。
従来は「与えられた業務をこなす」という姿勢が強かったメンバーたちが、今回のプロジェクトを通じて
- 自ら数字を意識して行動する
- 患者様への提案内容を工夫する
- チーム内で成果を共有し、改善提案を出す
といった、主体的な行動を取るようになりました。
このように、単なる表面的な改善ではなく、現場に根付いた変革を実現できたのは、川口さんの実践型コンサルティングによるものだと感じています。
今後もこの勢いを維持・加速させながら、さらに医院を発展させていきたいと考えております。引き続きご支援をお願いできれば幸いです。