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歯科経営メソッド
2025/03/28

Z世代が多数だからこそ、コミットできる「組織力3.0」の特徴とは?

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皆様

いつもお世話になっております。
株式会社AMI代表の 川口克洋です。お忙しいところ、こちらのコラムをご開封いただき、誠にありがとうございます。

前回のブログでは売上別の組織に関してお伝えさせて頂きました。

今回は組織力3.0のコミットできる組織の構築の仕方に関してお伝えさせて頂きます。

まずは成功事例をご覧ください。


【実録】歯科医院でメンテナンス率が大幅改善!|成功事例レポート

今回は、当院で実際に行った「メンテナンス向上プロジェクト」についてご紹介します。治療後にメンテナンスに通ってくれる患者さんが増えずに悩んでいる歯科医院も多いと思います。当院でも、同じ悩みを抱えていました。


◆ 実施前の状況

当院では、定期メンテナンス(リコール)率が約50%ほどしかありませんでした。

・治療後にそのまま来院しなくなる
・予約を取っても、メンテナンス前にキャンセルされる
・メンテナンスが患者さんにとって「歯の掃除」程度にしか認識されていない

実際、患者さんに「なぜ来院しなくなったのか?」と聞くと、
「忙しくて忘れていた」「痛くないから行かなくても大丈夫と思った」という声が多く、こちらからの説明不足や仕組みの弱さを痛感していました。


◆ メンテナンス向上プロジェクト実施!

そこで私たちはAMIさんと一緒に半年間にわたり、医院全体で以下の取り組みを実施しました。

✅ 初診時・治療終了時にメンテナンスの重要性を強調
✅ 衛生士が担当制で患者さんと継続的に関わる
✅ 治療終了時に次回メンテナンス予約をその場で取得
✅ リコールブックや動画を用いた患者説明の充実
✅ スタッフ全員で「メンテナンス移行率」を毎月チェック
✅ LINE・SMSリマインドの導入
✅ 月1回のスタッフ勉強会&成功事例共有


◆ 改善後の変化

プロジェクト開始から6ヶ月後、数値に明らかな変化が表れました!

項目実施前改善後
メンテナンス移行率約50%74%
リコール率(定期受診)約50%82%
メンテナンス患者数前年比 -3%前年比 +18%

また、患者さんからも 「メンテナンスの意味がよく分かった」
「担当の衛生士さんに見てもらえるから安心」
「LINEのリマインドが助かる」など、前向きな声が増えました。


◆ 成功のポイント

実際に取り組んでみて感じた、成功のポイントは以下です。

  1. 患者教育は治療初日から行う
  2. 院内で情報が統一されている
  3. 衛生士・受付・Drが連携し、説明に一貫性がある
  4. 見える化と振り返りでスタッフの意識が高まった

◆ まとめ

「定期管理は大事」と分かっていても、スタッフと患者さん、両方が納得して行動できる仕組みがなければ数字は伸びません。今回、医院全体で仕組みを整え、患者さんにしっかり伝えたことで、数字以上にスタッフと患者さんとの信頼関係が深まったと感じています。

今後も、より良いメンテナンスの仕組みづくりに取り組んでいきます。


ご覧いただきありがとうございます。組織力3.0の組織では表記の様に定量化目標を皆で達成していくのが大切です。構築の流れとしては以下の4つのステップになります。

① ビジョン・目標に全員がコミットする

単に「目標を知っている」だけでなく、
 「その目標を実現するために自分が何をするか」まで考え、行動するのが前提です。
 そのために、医院ではKGI(最終目標)、KPI(行動目標)、KFS(成功要因)を明確にし、スタッフ全員が数値と達成状況を把握し、責任を持つ体制を作ります。


② プロジェクトチームの主体性

医院内では、テーマごとに**プロジェクトチーム(PJT)が発足します。
 例)

  • 補綴PJT
  • マウスピース矯正PJT
  • SNS・接遇PJT など
  • プロジェクトには複数のスタッフが参加し、
  •  チームでアイデアを出し、具体的な改善策や目標達成に向けた行動を行います。

③ 数値データによる現状把握と改善

新患数、リコール率、自費率、キャンセル率など、
 経営や診療に直結する数値を全スタッフが把握し、「目標との差」を共有します。
 数値をもとに課題を発見し、改善策をチームで考え実行します。


④ コミットメントを支える仕組み

コミットメント組織を維持するには仕組みが重要です。

  • 毎月のミーティング
  • 朝礼での目標・成果共有
  • 進捗発表会
  • 成果報告や成功事例の共有

当社では組織力診断も無料で実施しておりますので、いつでもご相談できますと幸いです。

次回【第3回】は、
 → 「どうやって、コミットする組織を実現するのか」
 → 「組織力3.0の実践7ステップ」

を具体的に解説します。