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歯科経営メソッド
2025/04/01

Z世代の「組織力3.0」を実現する7つの実践ステップ 〜コミットメント組織の作り方〜

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皆様
いつもお世話になっております。株式会社AMI代表の川口克洋です。お忙しい中、コラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。

前回は、組織力3.0、すなわち「コミットメント型組織」の重要性やその基本構造についてお伝えしました。今回は、さらに踏み込み、実際に医院が「コミットメント型組織」を作り上げていくための7つの具体的な実践ステップをご紹介します。ぜひ、自院に照らし合わせながらお読みください。


Step1:現状の「コミット度」を診断する

最初のステップは、今いるスタッフがどれくらい医院目標やビジョンに対して関心や責任感を持っているのかを把握することです。
面談や匿名アンケートを活用し、「どのような想いで仕事に取り組んでいるのか」「医院の目標をどこまで理解しているか」などを可視化します。
この診断を行うことで、組織が目指すべき「理想」と「現実」のギャップが明確になります。


Step2:ビジョン・目標を「浸透」から「コミット」へ

次に取り組むべきは、ビジョン・目標の浸透です。
単にスタッフに目標を「伝える」「知ってもらう」だけでは不十分です。重要なのはスタッフ一人ひとりが「私がやる」という意思を持つ状態、すなわちコミットしている状態を作ることです。
そのためには、KPI(重要業績評価指標)やKFS(重要成功要因)をトップダウンではなく、スタッフと一緒に考えることが効果的です。自分たちで考えた目標だからこそ、納得し、主体的に取り組む土壌が生まれます。


Step3:コミット型プロジェクト(PJT)の導入

チーム単位でのコミット型PJT(プロジェクト)を導入します。
例えば、「補綴力強化PJT」や「ホワイトニング増患PJT」など、診療や経営に直結するテーマでプロジェクトを設置します。
役割や目標は、上から与えるのではなく、メンバー同士で話し合って決定します。自分たちで合意した目標は、行動への落とし込みがスムーズです。


Step4:定量データを「自分ゴト化」する

組織力3.0では、数値を見るのは院長や幹部だけではなく、スタッフ全員です。
医院全体の実績やPJTごとの進捗データを共有し、各自の目標と連動させます。
「数字に強くなる」ことはもちろん、「自分たちの目標達成に直結している」と実感することで、行動改善にもつながります。


Step5:チームでPDCAを回す

PJTや日常業務においては、チーム単位でPDCA(計画→実行→評価→改善)をしっかり回します。
会議やカンファレンスでは、成果だけでなく、課題や改善案をスタッフ同士が率直に共有し、次の行動に活かします。
こうした積み重ねが、チーム力・実行力を着実に高めていきます。


Step6:コミットメントを支えるコミュニケーション

コミットメント型組織には、日常的なコミュニケーションの質が欠かせません。
進捗や成功事例はもちろん、反省や課題も積極的に共有する文化を作ります。
また、雑談や1on1面談を日常的に行うことで、スタッフ一人ひとりの考えや状態を把握し、フォローできる体制を整えます。


Step7:評価・報酬にコミットメントを反映

最後は、評価・報酬制度です。
PJTでの成果や個人の貢献度を正しく評価し、報酬や表彰に反映します。
「頑張った分だけ認められる」「貢献が形になる」と実感することで、スタッフはさらに前向きに取り組むようになります。


【まとめ】

組織力3.0とは、単なる「人が集まった組織」ではなく、医院の目標に向けて全員が本気で取り組む「コミットメント組織」です。
この組織を実現することで、医院の成長、スタッフ一人ひとりの成長、やりがい、チームワーク、そして成果が大きく向上します。構築していくには目標設定と報酬体系、評価制度の構築が必要になりますので、いつでもご相談いただけますと幸いです。